宇多田ヒカルを見に行った
宇多田ヒカルを見に行った。SCIENCE FICTION TOUR 2024。デヴュー25周年ということもあってそれに合わせて発表したリミックス、再レコーディングを含むベスト版と同名のツアーで、台湾、香港を含むツアーの最終日前日。場所はKアリーナ横浜。
台風10号の影響で開催が危ぶまれたが天気の動向は上手いこと雨の小康状態にハマったようになって無事開催。しばらく毎日そのことばかり心配していたのでほっと胸をなでおろした次第。ただし、いつまた豪雨に見舞われるかも、という日ごろの状況が一種トラウマ?のようにもなっていて、交通機関が無事なうちにと早めに家を出て早めに現地に着く。
開場15時のところ13時頃に到着。着くとすでにグッズ販売、CD、レコード販売などが行われていてしばし散策。仕事で沖縄に行っていて直接現地に来る予定の娘からリクエストされた記念のツアーTシャツを買った。
その後、時間がまだ早いので会場至近のOKストアのイートスペースに暑さ避難。娘ともそこで落ち合う。言われて買っておいたTシャツに娘、そこで着替える。
ライブは予定よりやや過ぎて16時35分頃に開演。オープニングは『Automatic』のカップリングだった『Time will tell』。宇多田は白を基調にしたスーツ姿で、途中、上着を脱ぐとノースリーブで格好良く、セクシーだった。25周年ということがあるからか前半の選曲は長年応援してくれたファンを思ってのおなじみの、またはコアなナンバーが網羅的。ヘンな感想だが、これらの曲を、全部、少し離れたところにいるあの女性が作ったんだよなあ、との感慨を持った。特に『First Love』。宇宙のどこかにあったものを切り取ってきたもののようだった。個人的には『Letter』が良かったが、その他にも普段あまり聞かないような曲が聞けて新鮮だった。
そして一度引っ込んだ後、オリジナルアニメ上映中に衣装替えをしてからが第2部の様相。個人的な印象ではここからが人間・宇多田ヒカルのショーで文学的な印象を持った。特に初っ端の『Badモード』『あなた』『花束を君に』への展開が素晴らしかった。
終わりのない苦しみを甘受し
Darling 旅を続けよう
母を亡くした悲しみを乗り越える術が図らずも自ら母になること、あるいは母であることに気付くことだった、と体現するかのような『あなた』の歌唱に目頭が熱くなる。
そしてアンコール。最後は『Automatic』だった。彼女のコンサートは普段スマホでの撮影はOKなようだが、今日と明日は映像の収録があるためアンコール前のそれは全面禁止だった。なのでこの時ばかりと会場が一斉にスマホを掲げる。アンコールまでがきっかり2時間で、その後のアンコールをも含めて約2時間半のショーだったが幻を見たようにあっという間の時間だった。映像作品となった今日(と明日)のコンサートを是非見たいと思った。以下、昨夜のセットリスト。
1.time will tell
2.Letters
3.Wait & See ~リスク~
4.In My Room
5.光
6.For You
7.Distance
8.traveling
9.First Love
10.Beautiful World
11.COLORS
12.ぼくはくま
13.Keep Tryin’
14.Kiss & Cry
15.誰かの願いが叶うころ
16.BADモード
17.あなた
18.花束を君に
19.何色でもない花
20.One Last Kiss
21.君に夢中
アンコール
22.Electricity
23.Automatic
終わったてもまだ19時頃で、最近のこうした早い時間に始まるコンサートは本当にありがたい。帰りの電車その他の心配がない。娘と何か食べて行こうかとも話したが、やめてそれぞれすぐに帰路につく。帰宅は21時ごろ。
23時半、就寝。
追記 後日、自分が見たと思われるコンサートの動画がまとめられているのを見つけたのでリンクを貼っておく。
「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」after movie (youtube.com)
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