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ハッキリと夏が終わる

  朝から雨。現場は中止。暦のうえではもう秋だがまだまだ暑い、とか、史上最も遅い夏日、とか巷で言われるほど曖昧模糊とした季節感だったが、今日は寒くてハッキリと夏が終わったと知る。酷暑の最中の時はもうこのままづっと暑いままなのでは?と、外で作業していて暗澹たる気持ちでいたが、やはり終わりは来る。やはり地球は公転しているのだ。会社で内勤作業をしていたが長袖を着ているだけでは寒かった。

 先日の郷里への旅の余韻をまだ引きずっているが、今回はほぼ30年ぶりに電車で行ったので今まで気が付かなかったことが少なからずあった。書くと色々あるが長くなるので一つだけ。

 それは常磐線で品川まで戻り新宿まで行く山手線に乗り換える時の脳内の落差のこと。すっかりリラックスした脳に都会的なものを強要されている感じが凄かった。車だと常磐道から首都高に入り、風景がビル等、都会的なものになって、ああ、また来ちまったなあ。。。なんて思っても空間的には自車の中なので、なんとなく家まで旅の気分を持ち帰ることができていたのが、電車だと線を乗り換えた瞬間にそれが終ってしまう。ことばは悪いが台無しになった気がちょっとした。なにしろハッキリ"巻き込まれている"という感じ。電車での旅に慣れている人は、今更何言ってんだか、と思うだろうが。

 それとこの人の多さ。地方の人の"いなさ"から来る問題の様々をこの晩夏(初秋)は目の当たりに見たので、これ、い過ぎじゃないか、と思った。人は何故都市を求めるのだろう。

 かく言う自分も一応の東京に暮らしているのだが、我が仕事も人手不足が大問題。一人不調で欠場しているがその一人が埋まらない。この職種、ということについてもいるところにはわんさかいて、いないところには全然いない。横にも縦にも何もかもコントラストがきつすぎる日々。少し楽になったと思っていた肩がまた痛み始めた。これも多分寒暖の差からだろう。

 とは言え朗報も一つあって、それは自分が仕事の原稿を書く時の資料を探すのに楽なデータベースを社内のある人が作ってくれたこと。何しろ自分の席の後ろには某市から渡された膨大な量の報告書があって完全にロックオンされている状態なのだが、必要な時、必要な資料を探し出すのが大変だった。それを、知りたい過去の現場周辺の町名を入れるとそれがどの本の何巻の何ページにあり、そこでどんな遺構や遺物が検出、出土したのかがすぐに分かるように出来ている優れもの。感謝。

 夜は寒いのでうどん。休みの息子は家にいたはずが、最近体を鍛えるのに凝っていてプールで泳いでいるので晩飯の支度はしていないとの連絡があった。スーパーで何を作ろうか考えていたらイカ天が目に留まってそれを買ってイカ天うどんにした。自分はイカ天が好物である。ただ最近捕れなくなって町の立ち食いソバ屋などからもイカ天は姿を消している。なので久しぶりに食べる。美味かった。

 火曜日なので写経。外で雨が強く降っていて、予報ではこの雨は明日も続くとか。明日も現場は中止かな。

 23頃、就寝。

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