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墓参りに行った

 天気快晴。昨夜の酒も残らずに気分も良い。

 埼玉県岩槻市にある義父母の墓参りに行く。息子は休みだが野球の試合があるというので娘と行くことに。娘が住む板橋経由なので甲州街道→環七→鹿浜橋インターで東北道、という経路。甲州街道が渋滞で娘の家に行くまでやや難儀する。

 その後は快調。車内でビートルズのパストマスターVol1とVol2を聞いて行ったが、正月のリヴァプール旅行でビートルズ愛がさらに強化された娘は爆上がり。彼女のリヴァプール話(ジョンとポールが出会った教会、エリナリグビーの墓、ストロベリーフィールズ、ペニーレイン、キャバーンクラブ等等)を聞いていたらあっという間に岩槻に着いた。

 墓について掃除を済ませ手を合わせる。自分(妻)はこの霊園が出来た時のほぼ最初の客?であった。初めの頃はまだ工事のプレハブが建っていたりして他の墓もそれほど無かった。

 だっだぴろい場所の遠くに丘のような盛り上がりがあって、小さな息子と娘をは着くと必ずそこまで駆けていくのが常であった。何故、子供は広い場所を見ると駆け出すだろうか?と妻と言い合ったのを思い出す。

 義父母の墓は自分が結婚して最初の大きな買い物であった。詳述は避けるがその過程であった色々なことが思い出され、自分にはことさら思い入れの深い場所でもある。しかし、墓参りに来るのはもう自分らだけになってしまっているのは分かっているので、妻が亡くなった時、一度霊園の方から墓じまいを勧められた。

 霊園内にいずれ無縁墓になってしまうのが想定される墓を持つ家族のために自然葬のエリアが今は設けられている。墓を廃し再埋納して墓誌に名前のみ刻んでもらうというもので、それはマウントの低い古墳のような感じ。周囲に桜が植えられた良い場所で、よほどそうしようかと思ったが、自分が生きているうちは。。。と思い止めた。ただ子供達にはいずれそうしろ、と言ってある。自分の死後、なされることが具体的に決まっているというの妙な気分でもある。その一つがこれ。

 それで墓に手を合わせた後にその自然葬エリアまで歩くのが常となった。初夏のような陽気の中を今では膨大な墓を配するようになった霊園内を娘と歩く。宗教、宗派問わずの霊園なので実に様々な墓がある。それらを横目に件のエリアに行って墓誌に今どのくらいの人の名が刻まれているのかを見るのが通例となった。それを見ると。。。。また少し増えている。

 墓参り後は食事。山岡家でラーメン。特製味噌つけ麺の中盛りを食べた。その後、板橋に戻りそこのジョナサンでお茶。娘と散々話し、そこで別れた。帰りは環七→甲州街道→中央道で帰宅。道路はいずれも空いていてあっという間に日野に着いた。

 夕方、BSで『妻亡きあとに~近藤正臣 郡上八幡一人暮らし~』を見た。同じ身として共感すること多々。自分は一人暮らしではないが。

 23時半、就寝。

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