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3.11から14年。『残映』

 早朝に息子が山形に出発。3.11がらみのイヴェントに出席するため。日本酒『甦る』の試飲会。気を付けて行けと送り出す。

 仕事は原稿の持ち分が昨日終わって今日は図面。原図のトレース作業その他をやった。原稿の仕事に比べ図面の仕事はやると一日が早い。あっという間。それだけ充実していたと言うことだろう。

 夜、息子がいないので夕食は簡単に済ます。パスタ。普段より少し高めのパスタの素を買って来てそれで食べた。もし一人暮らしだったらずっとこんな風になってしまうのだろうと思う。

 3.11から14年目。ある年からこの日は自然とミーワムーラの『残映』を聞くようになった。福島の矜持。鎮魂歌というのでもないし応援歌と言うのでもない(その両方かもしれない)。そのものが祈りになっているような凄い歌。歌の中に弔鐘が聞こえる。うたの情景を自らに重ねる人はきっと多いはず。死者とともに暮らしている人は特に。自分もその一人。

 ミーワムーラ「残映」 2017/10/15(日)南浦和 宮内家 単独公演

 贈り物一つ
 届かないとしても
 玄関までの小道を綺麗に飾り
 一人でも運べる家具を好む
 孤独を豊かに生き抜く美しを

       詩 菅原ミワ


 今週末、二人が鎌倉にやってくる。楽しみ。0時近く就寝。

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