連休8日目。
今日、16日は送り盆。お盆期間中、自分は陰膳ならぬ陰布団を敷いていた(そんな風習もことばも何処にもないのだが)。それは寝る時に妻の生前と同じように布団を敷いてやることなのだが、昨夜は自分の分だけ敷いて少しの間だけと横になったらそのまま眠ってしまったらしい。それで未明に目覚めた時に気が付いて、慌ててもう一組敷いたのだった。ごめんよ~。
起きて、スーパーが開く時間を待ってカレーの食材を買いに行く。闘病中の妻が一時退院で帰ってきた時、何が食べたいか聞くと「おうちカレーが食べたい」と言ったのが頭から離れず、以来、新盆の年から毎年送り盆の日にカレーを作って供えるのが習わしになってしまった。
何も特別なカレーではない。逆に特別なものにしてしまったら求めていたものと違ってしまうだろうと思う。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ 鳥もも肉と市販のルウ(ハウスバーモンドカレー中辛)。それで買い物から帰って10時半ごろから音楽もかけず、テレビも止めて、真剣に、マインドフルネス的に、カレーを作った。
去年の暮れ出版した詩集の表題作の最後の一行をある人に褒められたが、あのように自分は普段、もう妻は自分の中にいると思って暮らしている。そう思うようになるにはキッカケがあって、それはある人のことば。妻が逝った年が明けた3月の、東日本大震災追悼のニュースを自分は極力見なかった(見れなかった)ので、さらにその翌年だったと思うが、ある番組で自分のご主人の遺体が発見された場所で酒屋を営んでいるという女性のインタヴューを見た。
その女性は「例えでもなんでもなく、主人はもう自分の中に生きているのです」という意味のことをきっぱり言って、自分にはその人がえらく眩しく見えた。リアリティを持ってそう思えれば、あんなに雄々しく毅然としていられるのかと。だから"はやくわたしにおさまりなさい"、というのは、あの時の自分の切実なねがいであった。
だが自分の中に生きていると思っていても死者の霊が帰ってきてまた去っていくという盆の中に身を置くと、今日のような送り盆の日はやはりぽっかりと寂しい。そしてこの寂しさは自分が生きている限りこの先もずっと変わらないのだろうと思った。きっと15年たっても。80年たっても。
18時頃、玄関先で、また送り火のつもりのキャンドル点火。それから昼に供えたカレー一皿をレンチンして一人で食べた。キュウリのキュウちゃん、福神漬けを添えて。
娘から電話があって青森から帰ってきたとのこと。土産を渡したいが、さて、どうするか?と言うので、明日、また門前仲町に行くことになった。深川は祭りの最中で明日が最終日とか。きっと店は何処も一ぱいだから飲むにしても今日の内どこかの店を予約しておくとのこと。何処で何を食べるかは、まかせるとLineする。
今日は20時からミーワムーラの『星渡り』のライブ動画がYouYTubeで解禁だと言うので早速に見た。見終わって(聞き終わって)、すぐ外に出て夜空を見た。今日になんとふさわし歌だろうか思った。冷たく張りつめた空気ではないけれど。
ミーワムーラ - 星渡り (Official Live Video at ミーワムーラ北鎌倉公演 2025.03.15) / miiwamuura - Hoshiwatari
23時就寝。
最近のコメント