ロバート・リーロイ・パーカー(ブッチ)
朝、通勤中、車のラジオを点けるといきなりB・Jトーマスの『雨に濡れても』が流れた。昨夜のロバート・レッドフォード死去のニュースを受け、TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』で聴取者からレッドフォードの思い出をメールで募集し、番組最後のコーナーでそれを読み上げていた。
圧倒的に多かったのは、予想通り『明日に向って撃て』と『スティング』について。やはり。
特に『明日に向って撃て』の、ボリビアで警官隊に囲まれ、ブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(レッドフォード)がその中に飛び出していくところがストップモーションになり、その絵がセピア色になって。。。。というあのラストシーンを挙げている人が多かった。
『ソングライン』の著者、伝説の旅人ブルース・チャトウィンのもう一つの名著『パタゴニア』には南米インディオたちの間に"三人家族"はあそこで死なず、その後も生き延びていたという証言が多数残っていることが書かれている。
"三人家族"とはブッチとサンダンス、それとキャサリン・ロスが演じたエッタ・プレースのこと。特にブッチ・キャシディこと本名ロバート・リーロイ・パーカーの逸話は様々残っていて、実際の彼も映画と同様、人を殺さず(一緒に仕事をした仲間たちは人殺しばかりだったが)、時には貧しい未亡人の家賃を盗んだ金で払ったという。
チャトウィンのこの本でのこの件の極めつけは彼が実際のロバート・リーロイ・パーカーの、当時90歳の妹に会いに行くところ。その妹の証言によると、兄はその後、アメリカに戻り、1930年代後半にワシントンで肺炎で亡くなったという。それを読んで以来、自分はあのラストシーンを見ても、なあんだ、あそこでは死ななかったのか。と思っていた。が、昨夜、サンダンスが死んでしまった。R.I.P。
このブログには書かなかったが実は先日の連休中、自分はもう一人の義賊、ビリー・ザ・キッドについての映画を見た。シネマ・チャンネルで前に録画したままになっていた『パット・ギャレット&ビリー・ザ・キッド(邦題 ビリー・ザ・キッド・21才の青春)』。ボブ・ディランが音楽を担当していて自身も出演しているというので映画の存在は昔から知っていたが、見るのは初めてだった。
ディランはちょい役なのだろうと思っていたが、結構、ちゃんとした役どころっだったので驚いた。その他、『天国の扉』がエンディングテーマではないとか(ずっとそうなのだろうと思っていた)、リタ・クーリッジが出ているとか、意外な発見があって面白かった。
堅実なモルモン教徒の家庭の11人家族の長男だったロバート・リーロイ・パーカー(ブッチ)は、その一世代前の義賊ジェシー・ジェイムスの本を愛読して育ったのだとか。ジェシー・ジェイムスというとライクーダーが音楽の映画『ロング・ライダーズ』も想起して、今日は一日、それらの音楽が頭の中で代わる代わる鳴っていた。
Butch Cassidy and the Sundance Kid • Raindrops Keep Fallin' on My Head • B.J. Thomas
The Long Riders (Remastered Version) - YouTube
23時半、就寝。
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