« あわてて確認 | トップページ | 『1984』と日記 »

妻のメモ帳

 朝、ラジオを点けたらディランの声。ピーター・バラカンの『ウィークエンド・サンシャイン』。またブートレグシリーズでも出たのだろうと思っていたら案の定、シリーズ18。もう18集も出ているのか。ごく初期の音源をまとめたもので8枚組とか。

 ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第18集『スルー・ザ・オープン・ウィンドウ(1956-1963)』2025年10月31日に世界同時発売! | ボブ・ディラン | ソニーミュージックオフィシャルサイト

『風に吹かれて』を初めて人前で歌った時のライブというのを聞く。どんな名曲にもこの瞬間があるのだな。

 昨日、発覚した未納のデータのDVDを焼きに会社に行く。小一時間程かかった。帰り足で買い物をし、後は家にいた。

 先日、息子が家の片づけをしていた時、母(亡妻)のメモ帳を発見したとか。ちょっと覗いただけでまだ見れない、と息子は言うが自分はじっくり見た。自分の考えや思いが綴られていると言うのではなく、気になった格言や著名人、作家その他のことばを書き留めたもの。後藤健二、佐々木マキ、梨本香歩、シヴァ・ナンダ、小池一夫、TBSアナウンサー駒田健吾、若松英輔、ババノラフェエル・トレル。。。。等等。自分も初めて見たもので彼女の独特の文字がボールペンで書き留められていた。中にレイモンド・カーヴァ―を失った妻のテス・ギャラガーのことばを書き留めたものがあって、真っ先目に飛び込んできた。

 "愛する人を失った哀しみをこのような形で表すのは私の流儀ではありませんが、それでも私にはレナード・バーンスタイン氏が奥さんを癌で亡くされたあと六か月床に臥せっておられた気持ちが良く分かります。でも私の家族では誰もそういう哀しみ方は許されません。私たちの世界では、人は立ち上がって、しっかりと平常心を保ち、己の責務をきちんと果たし、哀しみを外に出さぬようこらえなければならないのです。これは、まあ、労働階級の倫理というものでしょうね。でもレイも、私もそういう社会で生まれ育った人間なのです。テス・ギャラガー 88 9/22 NYにて"

 これをいつどんな気持ちで書き留めたのか。まるで妻が自分に語り掛けたもののよう思えた。他にも色々なことば、格言がある。今後、このメモ帳をことあるごとに開くことになりそう。

 夜、夕食は豚肉と白菜のあんかけ風の炒め物。それとキャベツの味噌汁。『博士ちゃん』で高校生なのにたった一人で何ヘクタールもの畑に300以上の野菜を育てている博士ちゃん(青年)を見た。凄い奴だ。彼が勧める新しい野菜の食べ方、生チンゲンサイ、ブロッコリーの炊き込みご飯、全部位使用のトウモロコシの味噌汁、キュウリのスィーツ等等どれも興味深し。今度、どれかをやってみよう。

 寝しなに読書。ジョージ・ウォーエルの『1984』。やっと面白くなってきた。先に訳者あとがきを見るとこれは世界で一番読んだつもりになって読まれていない本だとのこと。自分も長くそうだった。先が楽しみ。

 23時半 就寝。

|

« あわてて確認 | トップページ | 『1984』と日記 »

日記 2025年」カテゴリの記事