『オールドテロリスト』を読んでいる
連休五日目。
この休み期間中は前日寝しなに「明日は、ああして、こうして。。。」と計画したことが、朝起きて何一つしない、出来ないという感じが続いている。今日もそう。原因は暑さ。普段通り起きたが二度寝してしまって何をしようとしていたのかも忘れている始末。まあ、その程度の計画なのだが。
ただそういう場合も考え、無為に過ごさなくて良いようにと対策もあってそれは読書。やや長めの、面白い小説を涼しい部屋でじっくり読めれば実はそれが一番有意義な時間の過ごし方かなとも思う。
で、読んでいるのはこれ。↓
日本を再び焼け野原に! 渾身の傑作長篇『オールド・テロリスト』村上龍 | 文春文庫 (bunshun.jp)
読み始めたらページを捲るのが止められないほどになって今日は一日これを読んでいた。W村上の世代なのでどちらも好きだが、春樹派、龍派どちらかと問われれば自分は龍派なのだと思う。村上龍は一頃から書店、古書店どちらにもあまり見かけなくなって何故だろうと思っていたところ、先日、本書を古書店で見つけ買っておいた。
まだ全部読んでいないので安易な感想は控えるが、本の装丁のイラストの雰囲気から自分は『69』や『昭和歌謡大全集』のような毒を含むユーモラスなものを想像していたがそれは大きく裏切られた。これはどちらかと言えば『コインロッカーベイビーズ』や『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『半島を出よ』のような破壊衝動と戦闘がテーマの作品(だと思う)。文庫あとがきは田原総一朗氏で、それを読んだら終戦記念日の前日の今日、これを読むのは意外に相応しい気がした。
戦争を知る最後の世代の一人としてこれだけは言っておきたい。(抄) 『オールド・テロリスト』(村上 龍 著) | 書評 - 本の話 (bunshun.jp)
夜、ひき肉が多めにあるのでハンバーグを作る。多めに作っていくつかはジップロックに入れて冷凍に回す。今日は一歩も外に出なかった。読む、ひたすら読む。
0時頃、就寝。
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