大晦日、良い年越し。
大晦日。世界的に新型コロナウィルスで大変だった今年も今日で終わり。
夜のための刺身、酒などを買い出しに行く。原発事故以降、正月はどこにも行かず日野で過ごすようになったがそれも今年で9年目。毎年、某スーパーの鮮魚売り場に大皿を2枚持って行ってそこにお造りしてもらうのが通例になった。
毎年「造るのに2~30分かかるのでその間、他のお買い物していて下さい」のように言われるのが常だったが、今年はよほど忙しいのか、午後2時~3時頃になるがそれで良いかとのこと。それで良いとまた後で出直すことに。先日、息子が買って日本酒は家にあるがその他の酒、ビールとウィスキーも買った。
帰宅して「ミスターサンシャイン」を最終回までずうっと見た。1900年代の朝鮮半島が舞台。両班(貴族階級)と被差別民の若者たちの群像劇。主人公は両班に目の前で親を殺され自分も追われ、宣教師に救われてアメリカに渡った奴婢の息子だが(イ・ビョンホン)、もう一人同様な境遇で日本に渡りヤクザ組織の親分になって戻ってくる男も出てくる。
抗日ドラマだがそのヤクザの描かれ方や演出を見て、作り手が日本のやくざ映画に相当にリスペクトがあるのが見て取れた。彼を始末するのに日本からやってくるさらに大親分を白竜が演じていたのに驚く。キム・テリが美しい。見終わって内容が濃すぎたのか呆然自失。見ているうちに3時になり刺身を取りに行く。
夜は紅白を見る。去年は娘は天津にいて息子は仕事だったので妻と2人だったが、今年は息子は早番で夕方帰ってきて娘も家にいるので4人揃って良い年越し。紅白も史上初の無観客ということだったが、無意味なお祭り騒ぎ的な演出が配されて良い紅白のように思った。
途中、韓国KBSのドラマアワードも見たが、「ミスターサンシャイン」でイ・ビョンホンの子供時代を演じていたキム・ガンフン君が司会の一人になっていて、途中、子役賞のようなところではミュージシャン然としてピアノを弾いていた。日本でいう芦田愛菜的な知性的に育った天才子役といったところか。今年見たドラマにいくつ彼は出ていたことか。
「ゆく年くる年」を見て年が明けた頃、新型コロナウィルスで日本が騒然としてきてマスク不足が言われていた時、我が家にマスクを多く送ってくれた中国の青年と娘がスマホで話していたので自分も新年の挨拶をする。新年快乐! (Xīn nián kuài lè !) 。
12時半就寝。
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