6月19日。

 朝起きて今日が6月19日なことに気が付いた。他の人にはただの月曜日だが自分には特別な日である。この日記のカテゴリーは"2022.6.19~"となっている。2021の冬に妻を亡くし、茫然自失として過ごしていた自分がなんとかこんなことをできるようになった日が6月19日。今日で一年。それ以前にもフェイスブックやインスタになにやらアップしているので何事かはしていたようだがほとんど記憶に無い。聞くと息子、娘も程度の差こそあれ同様だったようだ。一つの区切り。

 どおりで今朝の夢に久しぶりに妻が出て来た。食事するテーブルにメインのおかずの他もう一品作ってくれて(どんな料理か忘れた。ただ油揚げを使ったもの)、「毎日自分で作るようになったら、もう一品つくるというのが結構手間なのが分かったよ。ありがとう。」と自分が言って背中を叩くとニコニコ笑っていた。そこで目が覚めた。

 明日からしばらく仕事を休んで東北のとある町に行く。免許の合宿。愚かなことをしたと随分落ち込んだがこのことにも何か意味があると思ってやるしかない。上記したように今日は個人的な一つの区切りでもあるわけだし。

 曇っているが蒸し暑い一日。仕事は自分がいない間皆に迷惑が掛からないようにできる限りをする。どうしたって迷惑は掛かるのだが。それとドライビングスクールとFaxで書類のやり取り。

 帰ると息子が妻の定番料理だったトマトスープを作っていた。美味。

 明日からのこの日記はどうしようか。手書きで書いておいて、帰って来てからまとめてアップするか。行ってから決めよう。

 23時就寝。

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映画『怪物』を見た

 娘の部屋で目覚める。午前6時。昨夜、深夜と言うのに部屋についてすぐ娘がサバの味噌煮と玄米の食事を出してくれ、だから朝食は抜きで良いと思った。ゴールデンウィークの時この部屋にいたので部屋にも周辺の環境にもすっかり慣れてゆっくりする。その内、娘も目が覚めて、今日一日の過ごし方を考える。父の日だからとシャツを貰う。

 10時頃、結局、やはり何か食べようという事になり、近くのデニーズに行きブランチ。歌舞伎の幕見席が復活したのでそれでに行こうかと色々迷うが、映画『怪物』を池袋で見ることにする。

 11~12時まで娘がオンラインで中国語のレッスンがあるのでその間周辺を散歩でもしようと思ったが、試みかけてやめた。今日は暑いうえにまだ疲れが抜けない感じ。娘が授業を受けているそばで寝る。

 池袋まで行き映画『怪物』を見た。

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 先日『アフターサン』を見た時も思ったが子供の視点に立てばすぐに子供時代を描けるわけではなくて、そこには繊細な演出の積み重ねがいる。そうして見ている大人も段々と皮膚感覚で子供に戻っていくのだがそのリアルさが肝だと思った。そして結局はそのみずみずしさが複雑な周囲を駆逐していくのだと思った。帰りの電車の中、少年二人の最後の叫び声が耳にいつまでもざわざわと聞こえていた。

 帰宅は16時頃。横浜~池袋と遊んでさすがに疲れた。息子は自分で済ませたと言うので、インスタントラーメンとライスで夕食。テレビその他は何も見る気がしなくて早めに就寝。22時頃。

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待ち合わせコンサート(友部正人×山口洋)を見に行った。

 朝、フェイスブックのメッセージに故・下村さんの本を作っている編集者の方より連絡あり。自分が貸したステージ写真を使おうとしているのだが、そこに映っている数名が誰だか分からず困っていると言う。友部さんとチャールズ清水さんとマンドリンブラザースの長田さんは分かるのだが他の2名の演奏者が分からない。特にユミさん(友部さん奥様)が知りたがっている、とある。早速、思い当たる所を返信する。

 昼、うどん。今日は夜、横浜のサムズアップに友部正人×山口洋のライブを見に行くので夕食その他は自分でやってくれと息子に通達。多めのうどんを茹でてざるうどんにして二人でかきこむ。午後2時頃、ライブが始まる前に現地で鎌倉の友人と合流しミーワムーラの歌の翻訳と自分の詩集の件で打ち合わせがあるから4時に着きたい旨を話し、息子に横浜線みなみ野駅まで車で送ってもらう。

 横浜に着きサムズアップへ。サムズは初めてなので場所を確認がてら早く行くと店はまだ閉まっていて、だがそこに友部さんとユミさん登場。あまりに唐突だったので「お久しぶりです」と言おうとしたところ「初めまして」と言ってしまい大笑い。ユミさんはてっきり自分が今朝の下村本の件で訪ねて来たのだと思ったらしく「立ち話もなんだから」と3人で店に入るとすでに山口さんがリハをしていた。山口さんにもあいさつ。「あれ?知り合いなの?」と言われ、ユミさんにも同様に言われる。写真の件は結局誰だが分からず。実は今日は純粋に客として来たと言うと「あら~そうだったのぉ~」とユミさん。後でまたと一度退散する。サムズの下のモスバーガーで友人と会場までの時間、上記の件を色々と話す。

 入場の時、Hさんを発見。合流し一緒に見ようという事になる。それとまたユミさんに見つかり、下村さんのバンドでギターを弾いていたK君も来ているから写真の件を聞いて見ろとのこと。早速K君とも再会。スマホで写真を見てもらうがやはり分からなかった。

 その後ライブ。

 ROCK 'N' ROLL DIARY (no-regrets.jp)

 友部さんの凄さを痛感。ほとんど初めて聞く歌だったがそのすべてを自分は初めて『一本道』や『遠来』や『びっこのポーの最後』を聞いた時のように聞いた。素晴らしかった。また山口洋が歌う『誰もぼくの絵を描けないだろう』がかっこよかった。昔、やはり待ち合わせコンサートでパンタがこれをやったのをみたことがあるが双璧。HEAT WAVEでやったらもっとカッコいいだろうなと想像した。

 ライブが終ったのは10時半頃。友人と、友部さん、ユミさん、山口さんに挨拶して、東横線一本の娘の家に行く。着いたのは12時頃。さすがにくたくたでシャワーを借りて寝る。1時頃。

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ドラマ『Days』を見始める

 朝、快晴。自転車で出勤。川沿いをのんびり走った。

 紆余曲折あったものの合宿免許で免許を再取得することに決まる。娘が免許を取得した山形の自動車学校。某ロッケンローラーがハーレーを乗りたくて大型バイクの免許を取ったところ。来週の火曜日から一週間。

 そのいない間、なるべく皆に迷惑が掛からないようにと仕事。とにかく先日までやっていて現場の納品の準備を終わらせなければと思う。

 帰りスーパーに寄って買い物し、帰宅後すぐに鳥軟骨の唐揚げとビール。夕食に自分はざるうどんを食べ、息子には煮物を作った。

 鎌倉の友人がフェイスブックに真島昌利の『夏のぬけがら』をあげていた。

https://youtu.be/uffUxqQTOuE

このアルバムには友部さんの曲のカヴァーが収められていて、それでマシーファンだった妻が故・下村誠主催のイヴェントに友部さんに興味を持って見に来たのが最初。このアルバムがなければ妻と出会わなかった。名盤。思わず長めのコメントを送ってしまう。

 Netflixで福島原発事故を扱ったドラマ『Days』を見始める。『聖域(サンクチュアリ)』を見た時も思ったがスポンサーやコンプラなど度外視すればここまでものが作れる。見応えあり。

Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日 世界独占配信スタート|ワーナー・ブラザース (warnerbros.co.jp)

 楽天VS巨人。楽天、5-3で勝っていたのに9回裏に坂本にサヨナラスリーランを打たれ負け。何やってんだが。

 自己嫌悪や先々を考え不安になり数日眠りが浅かったところ方針が決まり安心したのか強烈に眠くなり、22時半頃 就寝。

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白山の現場に行った

 朝、天気曇り。午後から雨の予報。今日は安全管理者の表彰を受けるKさんがその表彰式に出るのに抜けるので代わりに白山の現場へ行く。午後からで良いと言われたが念のためは早めに行く。都営三田線千石駅を降りた不忍通り沿い。この通り沿いは2年前、何度も通った病院への道なので色々な事を思い出してしまう。妻が最後の一時退院後、娘を含めた3三人で行った六義園のすぐ目と鼻の先。

 昨日、調べて分かったのだが、免許証の更新ハガキが届かなかったのには理由があってそれは本籍を変更したから。娘の二度目の留学の時か妻の治療の時か、元々の本籍地であるいわきの役所からいちいち戸籍謄本を取り寄せるのが面倒で現在の住所に変更したのだった。昔のと違って現在の免許証には本籍は記載されていない。結婚による名前の変更、本籍、住所などが変更になった際はしかるべき場所に行って"記載内容変更届"を出さないと更新ハガキは届かないのだという。免許証の更新などハガキが来てから行くもんだとずっと思っていたのでこういう事があるとなす術も無し。皆さん、免許証の期日を確認しましょう。

 昼は初めての現場の周辺を歩いて目についた定食屋に入りラーメンを食べる。小さな老夫婦でやっているいわゆる町中華の店だが中に槇原敬之が店の人と撮った写真とサインが飾ってあった。細麺で美味しかった。

 現場は雨で15時で中止。不忍通りを歩いている途中、会社から電話。免許証再取得のための方法で意見が割れる。立ち話も何なのでというので話は明日以降にということになるが、結局、一度会社に戻り専務と話。

 帰宅して夜はチャーハンとインゲン豆の味噌汁。テレビで『プレバト』。横になっていたらまた寝落ちしてしまい息子が帰宅した音で起きる。少し話して再度眠る。0時頃。

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失効し、仮免貰う

 朝、息子に府中の免許証センターまで送ってもらう。失効の手続きをして仮免を貰う。有効期間六か月。その間に回復しなければならい。方法は一発試験か自動車学校の2段階(路上講習)から。それと筆記試験。免許証センターの方からは一発試験はおすすめできないと言われる。指導できる経験者と路上を一日2時間×5日の計10時間、仮免の表示を掲げて路上講習した証明を出し、その後、試験になるのだがそれは予約制で電話はなかなかつながらず予約はいっぱい。しかも試験は平日のみで合格率は低く、ほとんどの人は予約を取ったり仕事を休んだりしながら先の見えない中何度もやることになるとか。しかし2段階からといっても自動車学校は高額でそちらも乗るのは予約制で早速連絡したところは今入学しても乗れるのは3週間先と言われる。さてどうしたものか。

 帰宅して午後、自転車で会社に行く。皆、興味津々というか心配してくれてありがたい。早速、テキストと筆記試験の問題集を持ってきてくれた人がいた。ありがとう。

 仕事休みの息子はでかけていて、夜は自分だけなので昨夜の残りのシチューで食べた。色々考えがとっ散らかって何も手につかず。そうこうするうちに息子が帰ってきて、こちらがよほど落ち込んで見えたのか色々と励ましてくれる。合宿免許が一番現実的では?話し合う。

 22時半頃、就寝。

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がっくり。

 朝、天気は曇り。ただ日中は日が出る時間帯もあるというので昨日部屋干ししてある分、今日の分と洗濯物を全部外に干す。

 会社でマイナンバーカードの話をしていて保険証の確認などをするのに財布のカード類その他を取り出して見ていたら「ん?」とヘンなものをが目に映ったような気がして見直すと免許証。以前、紛失したことがあってそれではいけないと財布のカード入れの一番奥に大事に入れておいたのだが、見るととなんと期限がきれていた。端的に言うと失効している。調べたら経過後六か月は再交付が可能だが過ぎると仮免は交付してくれるもののその後はもう一度試験を受けて取り直さなければいけないとのこと。自分は後者。ショック。

 免許証更新のはがきが来ているのを見た覚えがないが、自分は誕生日が9月なので来ていたとしたら去年の8月頃で新盆の頃。その頃はまだぼんやりしていてこの日記を書いてはいても多くの事が記憶に無い。息子に聞いても同様、同じ状態だったとのことで覚えがないと言う。来ていたのかもしれないな。

 そんなこともあってなんだか一日仕事が手につかず。周囲に聞くと意外に同じ経験がある人が多くいたものの皆六か月以内に気が付いて再交付してもらったとのこと。あと少し早く気が付けばと思うと恨めしい。これを機にもう車の運転を止めるかとも考えるがそれだとまだ仕事にも支障をきたす。なんとか早く回復しなければ。

 夜はクリームシチューを作る。火曜日なので写経。また馬鹿なことをしてしまったと亡妻に謝る。自己嫌悪。娘からLineあり。息子、娘両人から励まされる。

 23時、就寝。

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昼、買い出し。夜、クーラーのフィルター掃除

 朝から雨。東京は本格的に梅雨。気温はそれ程でもなくても湿度が高いので着るものが難しい。長袖を着ると暑いし、半袖だと寒い。道行く紫陽花がきれいで色んな種類があることに改めて気づく。

 テレビでとんちんかんで呆れるような事ばかり言っている女性が実は賢いのが後で分かったりすることがあるが、その方が絡みやすかったり覚えてもらいやすかったりするという統計でもあるのだろうか。いわゆるおバカキャラというやつ。世に出るためのそういう戦略を本人納得の上でやっているのか。賢いとまで言わなくてもわざわざ愚かな振りをしなくても良いと思うが。今朝のラジオの感想。ある人が自分が持たされていた印象と大きく違って立派なのを知った。さて誰のことでしょう。

 仕事は引き続き内勤。先日までやっていた現場の整理作業だが、遺物を整理している人からテフラが無いと報告あり。テフラとは火山灰のこと。特に1707年に富士山が噴火した際の宝永テフラは年代が分かっているだけに調査上のキーとなるので出土位置やレベルの測量や写真で記録を撮るのが常。大量に検出されたりするときは遺物として採取する場合もある。記録はぬかりなくしてあるが、さて今回遺物として取り上げたがどうか。確認すると出土が少量だったため上げなかったと分かる。

 昼、昨日、予想外のことがあって週末の買い出しをしなかったので昼休みにする。車を飛ばして会社からやや遠い業務スーパーで鳥肉、豚肉、人参、ジャガイモ、タマネギ、インゲンなどなどを買う。午後の休憩時には会社至近のスーパーでパン粉、お茶などを買った。忙しかった。

 午後、若い青年を一人面接する。

 帰宅後は挽肉の残りでまたハンバーグを作る。作りながらテレビでYouTubeを点けっぱなしにしていたら、何故か『We are the world』のPVが始まって肉を捏ねながら見てしまった。出ている人の名前を全部覚えていて我ながら驚く。このごろは人の名前が出てこなくなることが多いと言うのに。

 21時から『風間公親~教場0』を見る。

 昨夜少しの間クーラーのドライを付けたらオレンジランプの点滅が消えない。それをキッカケにフィルターの掃除をする。うちは3LDKでキッチンと同じ空間のリビングのクーラーは埃が脂っぽいので掃除に難義する。掃除とは違う理由でオレンジランプは息子が調べて止めてくれた。クーラーはもう一台別の部屋にもあり、そっちの掃除は明日やろう。

 寝しなにまた高村薫の『空海』。23時、就寝。

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映画『Aftersun』を見た。

 朝から雨。だが昨日一日中家にいたので今日は出かけようと決める。映画『怪物』と『Aftersun』のどちらを見るか迷ったが、『怪物』はまだ見る機会や上映館館が多そうだと思い『Aftersun』を見ることにして吉祥寺へ行く。だが愚かにも時間を間違えて11時からと思い10時半に着いたところ映画は10時からで次回は14時15分からとか。ガックリ。帰ろうかとも思ったが、気を取り直し、それまで時間を潰して14時の回を見ることにする。

 吉祥寺、三鷹界隈は昔住んでいたところだし、ゆかりの場所を散策したり食事したりしていればすぐ時間は過ぎるだろうと思った。古書店をのぞいた後、向かったのは昔自分が住んでいた南町のアパート。だが周囲はすっかり変わって何となくこの辺。。。。という感じにしか分からなかった。その後はあまり歩き回っても疲れると思い吉祥寺図書館で本を読んでいた。小澤征爾と村上春樹の対談。読んだのは第四章のマーラーについてのところ。読んでいると娘からLineが来てしばしだべる。Netflixのドラマ『初恋』を昨夜から一気見したとか。

 で、14時にアップリンク吉祥寺へ。『Aftersun』(2020年イギリス 監督・脚本シャーロット・ウェルズ )を見る。

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 世界中の映画人が今この映画に賛辞を送っているのはひとえに今まで経験したことが無い映画体験だからで、それはこの監督の発明とも言えるその斬新な文法にある思う。記憶と記録と想像。それを可能にしたことの一つには撮影ハードの発達というこもあると思った。自分の幼少期が動画映像が残っていてそれを見ると言うのはどんな気分だろうか?と、そうではない世代としてこのブログにも一時そのことをしきりに書いたことがあるが、この映画はその辺のことが上手く利用・表現されている。幼少期の視線と現在の視線と記憶と想像。映画の枠を超えて見ているこちらの人生にまで触手をのばそうとするラストは、言われているように映画史に残ると思った。エンドロール後もしばらく席から立ち上がれなかった。もう一度見たい。

【映画感想文】aftersun/アフターサン|【映画感想】とまどいと偏見 / カシマエスヒロ (note.com)

 帰宅は17時半頃。早く帰ってきて買い出しその他をやろうと思っていたのに上記のようなことがあってできなかったので、夜はあるものでうどん。息子も昼何処かで一杯食べたとかであっさりしたもので良いというので。昨夜に続きルマン耐久レースをやっていて息子はそれどころではなさそうだった。

 23時半、消灯。

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スクラップ、スクラップ

 先週、土曜日の朝が好きだとここに書いたがもう一週間経った。早い。天気薄曇りなれど湿度が高く蒸し暑い。今年はまだクーラーを点けていないが点けるべきか迷う。

 ラジオを点けると聞いたことがある歌だなと思ったらディランの『トゥームストーンブルース』で、誰かがカヴァーして歌ってるんだろうと思ったらディラン自身と知って衝撃を受ける。声が全然違う。またやりやがった、と思う。最新作の『シャドー・キングダム』はライブ盤。先日の来日時の世間の評判は眉唾と思っていたが、そうではなかったと知る。番組はピータ―・バラカンの『ウィークエンドサンシャイン』。その後『フォーエヴァーヤング』もかかったが素晴らしい。ピーターさん曰く「今まで出たこの曲のあらゆるバージョンの中でこれが一番好き」とか。御意。

 朝から映画に行くか、それとも先週勝った馬券を換金しがてら府中に行ってまた土曜競馬でもやるか。。。などと頭に計画は色々浮かぶがイマイチ実行に移せず。そうしているうちに新聞を手に取ると、そう言えば最近スクラップしてないと気づきそれをやることにする。いつも朝夕刊を見る度、面白いと思った記事を後でスクラップしようと本体から抜き出してあるものがだいぶ溜まったままになっている。

 やり始めるとこれがなかなかに良い時間でチョキチョキしながら再度記事を読み、また以前にスクラップした記事もまた読むということをしていたら結構な時間が経った。

 スクラップを始めた頃は政治的な記事も意識して切り取っていたが、今は傾向として日韓もの、書評、映画評、などが多い。今日スクラップしたのはフォトジャーナリスト安田菜津紀さんの先ごろ出版された自伝の書評。昨日、仕事場で自分のルーツの話などしたばかりだからか自然と目に留まった。

国籍と遺書、兄への手紙: ルーツを巡る旅の先に | 安田菜津紀 |本 | 通販 | Amazon

今日の書評欄にあって、また数日前の新聞には出版への思いを語った氏のインタヴューもあったのでそれもスクラップした。書評の結びに「本書は一種の自伝である。そしてわたしたちは、ひとりの、信念のジャーナリストの誕生をみるのである。」とある。書いたのは作家・中島京子。良い書評だと思った。

 昼は蕎麦。NHK・Eテレで「追悼・作家加賀乙彦-壮年期に知った信仰の恵み」を見る。

 午後、出かけるのは止めて読書。高村薫著『空海』を読む。そのまま寝落ちして起きるともう夕方だった。

 夜は麻婆豆腐。冷凍餃子が冷凍庫に残っていたのでそれも焼く。そして最近定番になってきた酢の物。キャベツと卵の味噌汁。作って食べながらTverで『波よ聞いてくれ』の最終回を見ていると娘から電話がきてしばらく話す。質問していた『彼岸花』の韓国語訳の回答が届いたと言うのでそれを転送してくれた。早速鎌倉の友人に送る。

 息子が珍しくテレビを気にしている。今夜23時頃からルマン耐久レースがあるのだとか。自分は23時半就寝。

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