チンゲンサイのナムル

 天気快晴。文字通り雲一つない青空。

 週中は週末の休みを目指して働いているようなところがある割に月曜日仕事に行くと何故かホッとする。今日もそうだった。一日、気心の知れた―連中と働くのは良いものだと思う。気温も暖かくて午前中は半袖の時間もあった。

 夜、夕食に鶏ももとレタス、シメジのポン酢炒め、それと以前博士ちゃんで見たチンゲンサイのナムルというのを初めて作ってみる。作ると言ってもチンゲンサイを生のまま一口大に切って、シーチキン、ごま油、レモン少々と和えるだけ。うーん、美味いのか、美味くないのか。

 食後、また詩集の校正。どう並べれば良いかやっと分かった感じ。

 NHK、『映像の世紀 昭和の文豪たち』を見る。

 0時近く就寝。

 

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マシーン壊す

 天気晴れ時々曇り。

 暦の上ではもう立冬を過ぎたが、家の周りの木々は紅葉して以前の秋本番と言う感じ。~の秋、という言い方があるが自分には何の秋だろうか。

 午前中家事の諸々をして、その後、コンビニへ送られていた詩集のデータをメモリ―ステックに入れて出力に行く。使い方が分からなくて店員に聞くとその人も分からないというので、コピー機や置いてあるそのトリセツを良く読んでなんとか自力でやった。分かってしまえば簡単なこと。

 帰宅すると丁度12時15分でBSで昼から放送の今日の分の大河ドラマ『べらぼう』を見た。見ながらコンビニで買って来た菓子パンとアーモンド飲料の昼食。

 その後、またジムに行き走った。それと筋トレ。いつものペースで走っていたが、こんなちんたら走っていたって効果ないだろうと、無謀にも思ってしまい、全力疾走に近いくらいまでスピードを上げたら案の定、ベルトコンベアーに持って行かれるみたいになって飛ばされ、その過程でマシーンの一部を破損してしまった。こりゃ、弁償か。。。。と思って係のお姉さんに言うと、良くあることなので大丈夫ですよ、と事も無げ。マシーンを降りて自分が筋トレをしている間にお姉さんが直してしまった。いずれにしてもごめんなさい。全方向から無理は禁物。

 夜は昼間出力した原稿の校正をする。合間に朝、出がけの息子からリクエストされたスパゲッティナポリタンを作った。夕食二人分プラス、息子的には明日の弁当にも持って行きたいようなので多めに麺を茹でたら炒める時にやや難儀する。

 日曜劇場でドラマ『ロイヤルファミリー』を見る。毎度圧巻のレースシーン。JRA賞、馬事文化賞、山本周五郎賞を受賞した小説のドラマ化だが、原作の解説をチラ見して物語はここからが本番ということを知る。

 『ザ・ロイヤルファミリー』 早見和真 | 新潮社

 23時半、就寝。

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怪優

 朝、天気曇り。

 友人のFacebookを見ていたら音楽評論家・萩原健太のラジオ番組に佐野元春がゲストに出てニューアルバム、HAYABUSA JET IIについて語るとあったのでラジコのタイムフリーで早速聞いた。

 佐野さんはこれまでのキャリアの中でもセルフカヴァーというのは度々やっているので40年以上のファンとしてはこの企画自体、目新しいものではないが、中で『Visiters』を『訪問者たち』と改題してカヴァーしていて、それを萩原氏が『Visiters』発表当時の世界と今の世界との比較のような話をしてなるほどと思った。因みに曲自体は他の楽曲は新しいアレンジが施されているのにこの曲はほぼ原曲のまま。あれ?これだけまんま収められているのか?と一瞬思った。良く聞くと違うのだけど。

 娘にLine電話。声がガラガラなので「風邪でも引いたのか?」と聞くと中国、台湾の友達と朝の3時までカラオケをしていたとのこと。相変わらずエネルギッシュ。首相の発言の件で何か影響は無いのかと聞くと、その最中に生きている人間にはどうということはない、とのこと。蚊帳の中入るとき、気になるのは蚊だけ、とか。

 その後、Tverで『おいしい、給食』の何話かを立て続けに見た。実は最近、市原隼人と言う人が気になっている。『鎌倉殿の13人』『べらぼう』『もし世界が舞台なら、楽屋は何処にあるのだろう』等等。どのドラマを見てもいつの間にかの怪優ぶり。それで以前どこかのチャンネルで通り過ぎるように見かけただけにしていたこのドラマをまじまじと見た。爆笑。映画化もされるとのこと(されたのかな?)。給食が食べたくなった。

 ダメにしてしまった鉢の始末やカーテンの洗濯とその周りの事など。。。休みになるたびやろうと思っていてせずにいた諸々をまとめてやった。鉢をひっくり返して枯れた根を掘り返したりするととっても後ろめたい気持ちになる。カネノナルキなんて一番育てるのが簡単と言われているものなのに。暑い国が原産なので水をやり過ぎず乾かし気味に。。。とネットにあってやや安心して放っておいたら、今年の夏は暑すぎた。限度があるわな。

 それらをやり終えて、床屋に行く。1000円カットだったところが1500円になっていた。いつもより少し短くする。

 夜は肉じゃが。すっかり出来上がったものに鮮やかな緑のきぬさやを別茹でしてトッピングしたらさぞ見た目が良かろうと買いに行ったらほんの数枚入っただけで高かった。まあ、買ったけど。

 夕食後、WBCの前哨戦のような野球、日本VS韓国を見る。

 読書して寝る。0時近く。

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ブルーカラー・ビリオネヤ

 朝、米が無いのでソーセジサンドを作って食べる。それとミロ。天気は晴れ。

 通勤時に聞いたラジオによるとアメリカでは今"ブルーカラー・ビリオネヤ"なることばがあるそうな。いわゆるホワイトカラーと言われる層の仕事はAIに取って代わられ失業者が大量発生し、一方で見直されているのはブルーカラーと言われる人たちの手仕事。日本でも自分が子供だった時代くらいまではまだ、手に何か職をつけておけば喰いっぱぐれないから、と話す大人が少なからず周りにいたものだが、要はあれ。アメリカではそうした人々の賃金が上がって来ているのだとか。日本もそうなれば良いのに。特にエレベーターの設置業とエスカレーターのメンテナンス業の賃金が高いとか。へえ。

 AI進化でホワイトカラー就職難。米国でブルーカラービリオネア増加?日本はどうなる?(高橋成壽) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 そう言われれば縦長で確認面から1.6~1.7mある縄文時代の落とし穴を正確に掘れるというのも一つの手仕事ではないか、と思った。遺跡を掘るという行為そのものは決してAIはとって変われないもの。その、土の見極め、技術と知識、速さ。それを自分より若い(といってももう40~50代であるが)にそのことを言うと、この仕事自体に需要がないからうちらはダメだろうと自己評価が低くあきらめ気味。いやいや君らはマジに貴重な人材だと思うけどな。

 夜は久しぶりに2連休の息子が家にいて、家事を大体して米も買って来てくれたよう。しかし、夕食は回転ずしを食べに行こうというのでそうすることに。"魚屋路"の今日のおすすめは常磐もののタコとアンコウとか。自分はノンアルで、息子はビールと日本酒。回転ずしにしてはここはネタが良いので久しぶりに魚を堪能す。

 帰宅して、何を見るでもなくYouTubeを色々みていたら時間が過ぎた。23時半就寝。

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Save our ship

 天気曇り。

 現場と納品のダブルヘッダー。朝、現場で朝礼だけ済まし府中へ納品の手伝いに行く。ほぼほぼ午前中一杯かかり午後から現場。昨日と比べやや寒い。予報では少し暖かくなると言っていたが。

 夜、米が切れたままなのでまたうどん。ちく天だけ買って来てトッピングして食べた。それと会社で貰って来た柿。ちょっと前まで東北ではクマが出るから柿をもいでおくように言われると弟から聞かされ、まだその時は少しのどかに聞いていたのだが。今日もクマの被害と駆除のニュース。どういう解決策があるのか。

 その弟からLineにユーミンの曲の動画が送られてきた。『Save our ship』。個人的に聞くと誰もが自分のことが歌われているようだし、エコロジカルに聞くとこの時代(90年代)からこういう歌が(視点)があったのにその間、人間って何してたんだろう、と思う。名曲。

 23時半、就寝。

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米が切れる

 朝、天気快晴。

 昨日で米が切れた。ジャーに残っていた最後のご飯でおにぎりを握る。具はおにぎり昆布。週末に安いのを何処かで探さねば。それまではうどん、パスタ、ソーメン、パン、餅等でしのぐつもり。

 昨日、少人数で大掛かりな撮影をしたので今日はコンパクトに。。。と思っていたら予定が変わって人数はそのままなのに昨日よりさらに大掛かりな撮影となった。ほぼ一日がかり。集中して一日が短く感じて良かったが。

 しばらく長野に行っていて帰ってきた人がいて、その人と南佐久郡川上村の高原野菜の収穫の話になった。自分は大学の頃、バイトの経験があって、話していて懐かしかった。農家に泊まり込んでの日々。今の若い人は作業はともかく、そういうのが無理なんじゃないだろうか。今はほとんど外国からの人とか。仕事を取られるとか言うが、こちらがやらない、出来ない、というのがあるんよね。

 現場から一度会社に戻り、退社後、ジムに行く。ランニングマシーンと筋トレ。気分がスッキリ。筋トレは背筋を特に鍛える。腰痛でクリニックに行く度、そこを少し鍛えればいいんですけどねぇ、と言われていたので。

 帰宅してけんちん汁風のうどんつゆを作る。それで自分はソーメンを食べた。多めに作ったので息子は後で自分の好きなもので食べれば良いだろうと思って。

 Tverで『じゃあ、あんたがつくってみろよ』の第6話を見る。このドラマは題名が良い。同じことを自分も亡妻から言われたことがある。このドラマを見ると自分は何故か晩年のジョン・レノンを思い出し『ダブルファンタジー』が聞きたくなる。テーマが同じ、と思う。

 労働の疲れと運動の疲れがダブルで来て心地よい。きっと熟睡できるだろう。

 23時就寝半、就寝。

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古い日記

 天気、曇り時々晴れ。

 今日はやや大きな撮影の仕事があったので願ったりであった。斜幕で影を作ったりする必要がない。曇りの日は発掘日和である。また主力五人が他の現場に出かけているので少人数。昨日、聞いておいた掘削の仕事を残りのメンバーと黙々とやる。

 夕方、終業時に近い頃、現場隣の家の年配の女性がやって来て色々聞かれる。これまでも時々やって来ては様々な質問をされるのだが、その中の一つは何故、一つの面に縄文時代や古代、近世(江戸時代)、近現代のものが一緒にあるのか?ということ。その時代時代で深く掘られたものを同一平面上で見ているから、ということをなるべく分かりやすく説明したつもりだが中々分かってもらえず。それと何故、その一つ一つの穴がそれぞれの時代のもかと分かるのか?と言う質問。これも地質や出土遺物から。。。と説明したが分かってもらえなかった(多分)。だが実は自分がこの仕事を始めた頃、不思議に思ったのもこのことで、説明しながらそのことを思い出した。

 帰宅して火曜日なので写経。その後、冷蔵庫を見たら様々野菜があるのでソーセージと一緒にそれらをざくざく切って野菜炒めを作る。オリーブオイルで炒め味付けは塩・胡椒のみ。夜、息子が仕事の集まりがあっていないというので、簡単に作ったつもりがシンプルに美味かった。結局、集まりがなくなったと息子は早めに帰って来て、それを明日の弁当のおかずにもらえないかとのこと。多めに作っておいて良かった。

 一昨日、このブログで自分が日記をつけ始めた頃のことをちょっと書いたので、思い出してその頃の日記帳を、特に一番初めのものを久しぶりに見た。平成13年(2000年)のもの。3年連用日記の最初は年初めにこの一年をどんなものにしたいのか所感を書くページがあって、そこをじっくり読むと、ワープロ、PCなどで文章を書くのが普通になってきたが、あえて自分は手書きで書き続けたい。。。と言うようなことが書かれていた。なんでも屋久島の詩人、故山尾三省氏の手仕事、について書かれた著作の影響を受けてのことのよう。そうだ、その頃、彼と宮内勝典氏の著作を夢中で読ん出てたっけ。

 その頃の日記も少し読む。ブログで書くのと違って、登場人物は皆実名で色々なことが赤裸々?に書かれていて面白かった。小さかった頃の子供らの様子が一々可愛い。

 仕事を少し早く上がれるようになったその時間でジムへ、と思っているが日曜日に行って、月曜日は館が休みで、火曜日は写経する日と決めているので2日空いた。なんだか体を動かしたくてしょうがない。まあ、毎日は無理でも週の中の何処かで、と思う。明日は行こう。

 23時半、就寝。

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山の中

 朝の天気予報では一日中曇り。

 関東南部は午後にわか雨があるかも。。。と言う予報だったが昼休み時に突如大雨が降って来てこんな時だけ予報通り。その後は断続的に降ったり止んだりして変な一日だった。今の現場は山の中なので所謂山の天気というやつか。現場用のヘルメットを現場に置き去りにして待機してしまい、止むとテンガロンハットではないが雨水が溜まっていた。

 しかし、山の中の現場だと良いこともあって、第一に空気が美味いこと。それとガビチョウ、モズ、シジュウカラ、ジョウビタキ等等の声が聞き分けられるようになった。現場に鳥にとても詳しい人がいて教えてくれるからだが、その人はオスかメスかも分かるし、今どういう理由で鳴いているかなども少し分かるよう。自分もさらに聞き分けられるようになりたい。

 明日から主力5人がまた別現場に行ってしまうので、不在の間の作業の打ち合わせ。その他、今週は府中の現場へやや大掛かりな納品の仕事もあってその作業の人の手配などする。

 夕食は昨夜の残りのサバの味噌煮とパーラーツァイ。自分はそれで食べて、食後に息子用に鶏もも肉のチャーシュー(レンチンで出来るやつ)、コンソメの野菜スープ、サラダ等作る。

 テレビは録画してある映像の世紀『韓国ー戒厳令と闘う』を見て、その後、リアタイでまた映像の世紀『銀座』を見た。

 入浴し、寝ようと思っていたら息子が帰って来ていつもより遅く23時半頃。自分の就寝は0時頃。

 

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『1984』と日記

 朝から雨。しかも寒い。

 ジョージ・ウォーエルの『1984』を読んでいる。以前、あきる野市のショッピングモール内にある書店をブラブラしていたら早川文庫が何かの記念で作ったTシャツを販売するコーナーがあった。『オリエント急行殺人事件』とか『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』とか、早川で出されたミステリーやSF小説の傑作をモチーフに作られたTシャツが数点飾られていてどれも格好良かった。

 HAYAKAWA FACTORY│オンライン書店e-hon

 自分は『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』のTシャツが一番カッコいいと思ったが、案の定、それは一番の売れ筋らしくてその時ですら以前の復刻Tシャツらしく、数が残り僅かだった。

 で、その時すぐに買ってしまえば良かったのだが、悪い癖で一日考え、翌日行くともう売り切れであった。ガッカリした。で、せっかく来たのだからと気を取り直して自分はカート・ボネガットの肖像が描かれたものとジョージ・ウォーエルの『1984』のTシャツのどちらにするか迷った挙句、1984Tシャツを買ったのだった。背中には"BIG BROTHER IS WACHIBG YOU"と書かれてある。

 知らない人のために念のため説明しておくと『1984』は1949年に書かれたその当時の近未来小説で、全体主義によって統治された国家の恐怖を描いたディストピア小説。そのくらいのことは読む前から知っていたが、実際に読んだことは無くて、だが訳者のあとがきによるとこれは世界中の多くが読んだつもりになって、実は読まれたことのない小説の一つなのだとか。そうか自分だけじゃないのか。

 で、前置きが長くなったが読むのはまだ途中なのに驚いていることがあって、それは主人公がその全体主義に抗う方法としてやっていることの一つが日記を書くことだということ。へえっ!俺って抗ってたのか。。。と思ってしまった。

 自分が日記を書き始めたのは2000年から。当時は3年連用日記に手書きで6年付けて、ブログというものが世に出て来てからはブログで。ただブログを始めた時は日記と言う形式ではなくて、今のように日記の形にしたのは2020年から。妻の闘病の年は全く付けなかったが、それ以後、また再開して現在まで続く。

 これはSNSとは違くて誰かに読んでもらおうという意思は全くなくてコメント欄も拒否した形。じゃあ、何故、書いているんだ?と問われると自分でも分からない(まあ、読んでくれる人がもしいたら感謝なのだけど)。

 ただ『1984』を読んで、過去の改ざんが可能とされる世の中では、例え小さな個人の自分史でも書き留めておくことには意味があるのだなと思った次第。世の中がディストピアに近づけば近づくほど。続けよう。

 午前中は家の中のことをやって、午後はまたジムに行った。ウォーキングとランニングと筋トレ。帰りにスーパーで某メーカーの味噌を買って帰ったら同じ商品なのに使いかけのものと色が全く違う。使いかけはきれいな黄色なのに買って来たのは黒っぽい。ネットで調べると色は変わっても大丈夫とあるが多少風味が落ちる、とある。買って使う前からそんなことが分かっているなんて嫌だと思い返品に行く。レシートはレジ脇のボックスに捨ててしまっていたがその旨説明すると気持ち良く応じてくれて良かった。やはりレシート、捨てちゃだめね。

 夕食はサバの味噌煮。白菜が多く残っているので久しぶりにパーラーツァイを作った。

 現在、21時51分。風呂入って寝よう。

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妻のメモ帳

 朝、ラジオを点けたらディランの声。ピーター・バラカンの『ウィークエンド・サンシャイン』。またブートレグシリーズでも出たのだろうと思っていたら案の定、シリーズ18。もう18集も出ているのか。ごく初期の音源をまとめたもので8枚組とか。

 ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第18集『スルー・ザ・オープン・ウィンドウ(1956-1963)』2025年10月31日に世界同時発売! | ボブ・ディラン | ソニーミュージックオフィシャルサイト

『風に吹かれて』を初めて人前で歌った時のライブというのを聞く。どんな名曲にもこの瞬間があるのだな。

 昨日、発覚した未納のデータのDVDを焼きに会社に行く。小一時間程かかった。帰り足で買い物をし、後は家にいた。

 先日、息子が家の片づけをしていた時、母(亡妻)のメモ帳を発見したとか。ちょっと覗いただけでまだ見れない、と息子は言うが自分はじっくり見た。自分の考えや思いが綴られていると言うのではなく、気になった格言や著名人、作家その他のことばを書き留めたもの。後藤健二、佐々木マキ、梨本香歩、シヴァ・ナンダ、小池一夫、TBSアナウンサー駒田健吾、若松英輔、ババノラフェエル・トレル。。。。等等。自分も初めて見たもので彼女の独特の文字がボールペンで書き留められていた。中にレイモンド・カーヴァ―を失った妻のテス・ギャラガーのことばを書き留めたものがあって、真っ先目に飛び込んできた。

 "愛する人を失った哀しみをこのような形で表すのは私の流儀ではありませんが、それでも私にはレナード・バーンスタイン氏が奥さんを癌で亡くされたあと六か月床に臥せっておられた気持ちが良く分かります。でも私の家族では誰もそういう哀しみ方は許されません。私たちの世界では、人は立ち上がって、しっかりと平常心を保ち、己の責務をきちんと果たし、哀しみを外に出さぬようこらえなければならないのです。これは、まあ、労働階級の倫理というものでしょうね。でもレイも、私もそういう社会で生まれ育った人間なのです。テス・ギャラガー 88 9/22 NYにて"

 これをいつどんな気持ちで書き留めたのか。まるで妻が自分に語り掛けたもののよう思えた。他にも色々なことば、格言がある。今後、このメモ帳をことあるごとに開くことになりそう。

 夜、夕食は豚肉と白菜のあんかけ風の炒め物。それとキャベツの味噌汁。『博士ちゃん』で高校生なのにたった一人で何ヘクタールもの畑に300以上の野菜を育てている博士ちゃん(青年)を見た。凄い奴だ。彼が勧める新しい野菜の食べ方、生チンゲンサイ、ブロッコリーの炊き込みご飯、全部位使用のトウモロコシの味噌汁、キュウリのスィーツ等等どれも興味深し。今度、どれかをやってみよう。

 寝しなに読書。ジョージ・ウォーエルの『1984』。やっと面白くなってきた。先に訳者あとがきを見るとこれは世界で一番読んだつもりになって読まれていない本だとのこと。自分も長くそうだった。先が楽しみ。

 23時半 就寝。

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